中古車の気になる車を雑誌や店頭、ネットで見つけたけど、予算はどれくらいの目安があれば良いのか、決め方や計算の方法を知っておけば、後から支払えないトラブルを防ぐことができます。
そこでチェックポイントをまとめました。
車の予算
まず一番大事なのは、「あなたが中古車に出せる予算が最大でどれくらいまでなのか?」予算ありきでスタートしないと決められません。
仮に手持ちが100万円だとしたら、最大でもそれ以内に抑えないと破綻してしまいます。こんなときは、引き算方式で考えます。
予算が最大100万円
車のクラスによっても異なりますが、コンパクトカーを例にみていきます。
まず自動車税などが4万円前後。(購入時期によって変わりますが、4月と想定)
これに車を取得したとき、取得税がかかります。これがかなり高い。5年物の中古車の場合、車の本体価格が100万円とした場合、13万円程度がかかります。
これに自賠責保険が1年で約1万8000円。(1年)
ここまでで約19万円。いわゆる諸費用と呼ばれるものです。
これに任意保険も計算に入れると、車両保険なしで5万円(年齢によって異なります。)
車を自分名義で登録するのに、業者に依頼すると1万円以上はかかります。車庫証明も同じくらい。合わせて2万は軽く超えます。
ここまでで、年齢や保険のプランを考えて、多少余裕を見ると30万円くらいは車両本体価格以外にかかります。(車の価格で税金も変わります。)
大まかな経費 | 出費の概算(万円) |
税金関連 | 20万円 |
保険等 | 5万円 |
代行費用等 | 3万円 |
合計 | 28万円 |
つまり予算100万円で買える中古車は、100-28=72万円までとなります。
もし保険を数年分まとめると安くなるので、一括で支払う場合は初年度の経費はさらにかかります。これ以外にも維持費(ガソリン代)や翌年からも税金がかかります。
消耗費も計算に
購入にチェックしたいのがタイヤの状況。溝がかなりすり減っていれば、タイヤ交換費用もかかります。ベルトなども消耗品。ヘッドライト、ワイパーのゴム、バッテリーなど、色々考えると、5~10万くらいは想定しておくのが良さそう。
不足の事態は中古車に限らず発生します。雪が降る地域ですと、スタッドレスタイヤも必要かと。
あとは余裕をどれくらい計算するかです。私だったら車両本体と諸経費で72万円ギリギリでは怖いので、72万円ギリギリで狙わずに1割くらいは余裕を見て安く抑えたいところ。

72×0.9=約65万円までの本体価格に抑えます。
これでも心配な方は用意する予算が貯まるまで待つか、余裕を2割くらい見て車の希望を下げます。
※下取りに出す車があれば、予算を上乗せできます。