『車を売る』というのは、素人には敷居が高いと感じました。査定を電話やネット、メールで申し込むと、すぐに出張査定に自宅まで来てくれますが。それはちょっと待った!
それだと時間がかかって、手間が増えてしまいます。しかも高く売れるとは限らないからです。しかも私のような主婦だと、上から目線でうまくあしらわれてしまうかも。
そこで、作戦を考えました。では車を売るコツを詳しくみていくことにしましょう。
その場で決めずに値段を上げる3ステップ
1、一括査定で相場を把握する。
まず最初は、車種や走行距離など大まかな情報で見積もりしてもらえる、ネットの一括査定を利用します。電話が苦手は方は、まずメールだけで見積もりをもらいます。これでおおよその相場が分かります。
ここで重要なのは、ネットの情報を鵜呑みにしないこと。車は季節によっても変動がありますし、新車種の動向によっても価格は数万くらいは、簡単に上下します。
しかも地域差もあります。都会と地方でも価格は異なります。大抵は、近隣の業者さんに見積もってもらい、引き取るはずです。遠くから来てもらうと、査定額はたかかったけれど、交通費や輸送費用を後から取られたら意味がありません。
その点、ネットで一括査定を申し込むと、あなたの近くの業者さんに連絡を取ってもらえるので、申し込みはネットで数社に依頼するだけですみます。
2、複数の業者の価格を比較する。
見積もりは多い方が良いので、まずは5社以上の見積もりを比べます。高いところ、安いところの上限と下限がわかりますね。
社名 | 見積額(円) |
Aオート買い取り | 50万 |
B中古車サービス | 45万 最低 |
Cカー買取専門店 | 49万 |
D下取りサービス | 61万最高 |
Eネット.com | 55万 |
相場は45~31万円と分かります。
ここからだ大事です。それは実際の車を見ないで概算を出してくれただけ、その後、傷やタイヤの状態、エンジンなど詳しく査定士という方が見られます。ここで仮決定されます。
その場で決めずに、値段を出してもらったら、一旦、帰ってもらいます。
交渉参考例あり 車買取査定はメールや電話の金額で即決するのは危険!
3、再交渉する。
先ほど一番高い額を出してくれたところを基準にして、再度、メールや電話で一番高いところが、50万円を付けてくれたのですが、もう少し何とかなりませんか?と、連絡を取ります。
大抵、この交渉で買い取り査定額が上がります。上がらなければ、最初に一番高値を付けてくれたところに依頼すればOK。
社名 | 見積額(円) | 再提出の価格 |
Aオート買い取り | 50万 | 55万 |
B中古車サービス | 45万 | 51万 |
Cカー買取専門店 | 49万 | 57万 |
D下取りサービス | 61万 | 61万 |
Eネット.com | 55万 | 62万 |
もっと値段を上げたくて、D社さんは61万円を付けてくれましたと伝えると、
社名 | 見積額(円) | 再提出の価格 |
Aオート買い取り | 50万 | – |
B中古車サービス | 45万 | – |
Cカー買取専門店 | 49万 | – |
D下取りサービス | 61万 | 61万 |
Eネット.com | 55万 | 62万 |
高値になる場合もありますが、採算が合わないと降りるところもでてきます。この辺りのバランスがカギになります。
ここで、さらに再交渉する人もいるようですが、相手から嫌がられた上に、価格は思ったように上がりません。しかも後から、いろんな名目であげた価格分を、どこかでつじつまを合わせられる恐れもあります。
あまり時間をかけて何度もやると、一番高値をつけた業者さんも嫌気を感じて降りてしまうと、値が下がる場合も。
手間の割にはあまり利がないのでオススメはしません。ただ例外はつきものなので、度胸がある方は再再交渉にチャレンジしてもいいかもしれません。私は無理ですが…。
同時に業者を呼ぶ方法もありますが・・・
ネット上では、いろんな方法が提案されています。とくに時間がもったいないからと、同じ日、同じ時間に一度に業者さんに来てもらって、自宅でオークションみたいな感じで決めさせる方もいるようです。
しかし、他の人も同じようなことをしていると、業者さんも策を考えるはずです。業者間であらかじめ連絡を取り合って価格を決めてから、あなたのところに来る可能性もあります。いわゆる談合というものです。
こうなると、もう正常な価格交渉は不可能になりますので、車の査定はほどほどで決定するのが安全です。