不景気になると売れるのが中古車。乗用車タイプなら、新車は安くても150万くらいは覚悟が必要です。ボーナスカットのご時世なので、ローンの支払いも長期間はリスクがあります。
そこで注目されているのが中古車。私も何度か中古車販売店に通って試乗してきました。
かなり状態の良い車に出会ったのですが、お値段が高めだったので「もう少し頑張れば新車が買える。」という判断をしました。
中古車のメリットはズバリ!
中古車のメリットはズバリ価格と納期。
新車と比較すると数十万円以上も安く手に入ります。クラスによっては100万円以上も価格が低下しているので、新車では手が届かなかった車にも乗れます。
メリット
- 価格が安い。
- 即納に近い。
- ワンランク上のグレードに手が届く。
特に納期が早いメリットは大きい。例えば急に都内から地方へ転勤を命ぜられたとき、車がないと移動に不便。
でもいつまで転勤か分からないので、新車に投資するにはリスクが高い。そこで低価格で手に入る中古車を選定する理由があります。中古車だったら、また都内に戻るときにも手放しやすい。
300万円も出した新車だと、こうはいきません。しかも1~3ヶ月も納車まで時間がかかったら、1年の転勤だったら、乗る期間がほどほどありません。
また憧れの高級車も、中古車であれば手の届く範囲に見つけることができます。いくら乗りたくても500万円の車をすぐに買うことは難しいですが、200~300万円だったらターゲットの範囲の方もいらっしゃると思います。私は無理ですが…。
良いことばかりのようですが、中古車特有のデメリットもしっかり把握しておく必要があります。
中古車のデメリット
中古車のデメリットは何といっても寿命です。手に入れた時点で、新車よりも走行距離が加算されているので、寿命は短くなります。
例えば人間で言えば赤ちゃんから産まれて人生がスタートするハズが、いきなり30代から始まったようなもの。
もちろん人によって寿命が異なるので、50代で突然倒れる人もいれば、100歳でも元気な方もいます。車に限っていえば、当たりハズレはどれだけ詳しく調べても避けられません。その辺りのリスクをどう判断するかです。
デメリット
- 寿命が一般的に短い。
- 故障する確率が若干高め。
- 車の状態を把握するのに専門的な知識が必要。
- 後付けできないオプションもある。
- 欲しい色がない場合も。
- 傷が大なり小なりある。
損か得か?
結局、中古車は得か損か。状態の良い車はかなり長く乗ることができます。現在の自動車メーカーの技術は一昔前とは違い、20万キロくらい走行してもエンジン事態に問題が発生することはまずありません。
痛むのはベルトなどの消耗品や、エアコンなど電気関係が故障することです。ディーラーぶっちゃたところを聞いたら、「修理しながら乗る方がはるかにお得。」とのことでした。
10年乗っている車が、保険の事務上は価値が無くなったとしても、それから5年、10年、修理しながらでも乗れれば、トータル的にみて家計は多いに助かります。
新車200万円を7年前後で乗り換えた場合。
20年で新車購入費用は600万円
100万円の中古車(10万キロ)を大事に乗れば、10年は乗れます。20年で2台乗ったとしても200万円
差額は600-200=400万円
この差であれば修理したり車検費用がかかっても、十分に元が取れる計算です。
種類 | 20年の費用 |
新車 | 600万円 (3台分) |
中古車 | 200万円 (2台分) |
明らかに中古車の方がお得。もっとも新車を20年乗ればもっとお得な計算になるのですが。後は家族構成に応じて、買い換えることも考慮して選んで下さい。
失敗しないポイント
中古車は目利きが難しく当たりハズレがあるので、車に詳しくない方は大手の中古車販売店がおすすめ。
さらにディラー系が扱う中古車は若干高めですが、メーカー保障も長く、整備状況も期待できるのでできるだけ失敗したくない方におすすめです。