車の燃費をあと2~3km良くする方法は、難しい話しは一切なし。(お金の計算だけはしますが。)ちょっとだけ燃費を向上するコツみたいなものをお伝えします。
本題の前に「たった2キロかよ」って友達に言われてしまったので、少し家計費の話しをしますね。
目次
節約額が大きくなる!
例えば普通乗用車のガソリンを満タンにいれると60Lくらい給油できます。
1リッターにつき2km余分に走れるとしたら、60L×2km/L=120km走れる計算になります。
燃費が仮に15km/Lとすると120km/L÷15km/L=8L
8リッター節約できる計算です。
仮に1リッターを年間平均で135円/Lとすると、
8L×135円/L=1080円節約できます。
1ヶ月に2回、満タンにするとして年間でいうと24回。
1080円×24=25920円
年間、約2万6000円節約できる!
かなり家計が助かります。
さらにこれを10年続ければ、約26万円も浮く計算。このちょっとした積み重ねが、非常に大きい貯蓄になりますね。
たった2km、されど2km。その節約する運転の仕方をご紹介します。
節約運転の方法
節約運転の方法をリストにしました。
- 暖機運転(アイドリング)をやめる。
- 車間距離を大きく開ける。
- 空気圧を毎月、チェックする。
- アクセルの強弱
ムダなことを無くしたり、必要なメンテナンスをすれば燃費は今より良くなります。
暖機運転は燃費をガタ落ちさせる!
「子供が風邪を引いちゃう。」とか言って・・・
真冬、寒いので走るまでに車を温まるまで、5分も10分も車のエンジンをかけたまま駐車させていると、かなりガソリンを消費してしまい燃費はガタ落ち。
気持はわかるのですが、タオルケットなどで保温すると良いですよね。
5~10分の暖機運転(アイドリング)で、ガソリンが0.1L~消費されるそうです。私はたまたまスカイラインのガソリンエンジンをテストするのを見たことがあります。
あまり負荷をかけていないのに、どんどん燃料が減っていくのを見たことがあります。
その点、今話題の自動でアイドリングストップする車が人気なわけですね。ハイブリッドなども同じく。
その理由はエンジンにオイルが回るのがそのくらいだから。それ以上は暖機運転は必要ないそうです。
アイドリングストップ
トヨタ自動車さんの『トヨタ エコドライブしよう! エコドライブのコツ』というページでも、同様のことが記載されていましたので間違いないと思います。
※極寒や数日、エンジンをかけない場合に数十秒の暖機運転をすれば十分で毎日、頻繁に載る場合は、アイドリングしなくて良さそうです。
車間距離を大きく開ける
燃費に影響を与える要素の1つとして、車間距離があげられます。よく車の車間距離をつめて車1台分くらいしか開けずに走る方々がいますね。
あれ、高速道路でよく玉突き事故が起きますが、車間距離を開けていないから発生する典型的な事故ですね。
事故だけじゃなく、車間距離が短いと前の車がブレーキを踏む度にこちらも踏まないと衝突します。渋滞などのときも同じ。
ガソリンの消費が激しい
頻繁にブレーキを踏むほどムダにガソリンを消費します。頻繁にスピードを落とすということは、頻繁に加速するということで、このときに燃料がどんどん減っていきます。
つまりこのブレーキを踏む数、加速する回数を減らすと燃費が向上するという理屈です。そのためには、余裕を持って車間距離を開けるようにすることです。
事故も回避できるし、家計にも優しいのは車間距離を開けるだけの簡単な運転です!
空気圧を毎月、チェックする。
タイヤの空気圧が少ないと、道路の接地面との摩擦抵抗が増すので燃費が悪くなります。
例えば空気が一杯入ったボールを足で蹴ると、コロコロと転がっていきますが、空気が抜けたボールは転がりません。
この違いは抵抗。もし空気が抜けたボールを遠くまで転がそうと思うと、強く蹴る必要があります。それだけエネルギーを多く使います。
自動車のタイヤの空気も全く同じ。ちょっと空気が減っただけでも地面との摩擦が増えて燃料をムダに消費してしまいます。
これもガソリンスタンドでチェックしてもらえばOKです。セルフのスタンドで頼みにくい方は、自宅でも空気が入れられるアイテムが販売されていて、私も活用しています。
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タイヤの空気が補充できるので便利。
アクセルの強弱
前方の信号が赤
車間距離と同じような考え方ですが、200メートル先の信号が赤なのに、加速したまま近づくのはもったいない。
結局、ブレーキをかけてエネルギーが熱になって消えてしまいます。ハイブリッドだってバッテリーが満タンだったら充電されないので、発電された電気は捨てられてしまいます。
先を見て法定速度に達したら、すぐにアクセルを緩めて惰性(慣性)だけで車が動くようにすれば、ガソリンの消費を抑えられます。
下り坂など減速する場合もエンジンブレーキを活用するとベスト。
加速するとき
急加速は危険だけど、信号で停止している状態から法定速度に加速する場合、法定速度の7割くらいまではアクセルを踏んだままにするのが良いです。
ゆっくり加速すると、燃料の消費が増えます。
というと、「え、ウソでしょう?」という方がいますが・・・
例えば時速40km/hに達するのに10分もかかってカメさんみたいにノロノロ加速していたら、目的地までとてつもない時間がかかってしまいます。
それでは燃料も消費されやすくなります。また最初に発進する場合、あまりにもゆっくり動き出すと摩擦抵抗が大きいままで燃費が悪くなります。
危険な加速はNG
ある程度の加速は必要です。
でも周りも良く確認せずに、急激にアクセルを強く踏み込んで加速はNG。
もちろん前に遅い車がいただダメですが。たまにいるんですよね50km/h規制のところで、1車線しかないのに時速30km/hで、すっごくゆっくり走る車が。。。ガソリンを捨ててる^^;
荷物の整理
私の友達で、車に何でもかんでも倉庫代わりのように入れる人がいます。
- お出かけ用のベビーカー。
- キャンプ道具
- 家庭菜園の道具
車内は、整理した方が良いです。
もちろん自分の車なので、何を入れても走行に影響がなければいいですが、さすがに週末しか使わないようなものを、車の中に置きっぱなしにしておくのはダメ。
車体重量がそれだけ重くなるので、燃費も悪くなります。
ただし、地震対策で車で出かけた先で被災する可能性があり、数日分の水や食料、衣類などをストックするのは、燃費とは分けて考える必要があります。
私も多少は車に入れるようにしているので、総合的に判断してくださいね。
行き先のルートをチェック
燃費だけみても、損得はわかりません。
近くならともかく、高速道路などで長距離を走行される場合は、行き先のルートをあらかじめチェックして、最短ルートでいけるようにしましょう。
道を間違えて何十キロも遠回りしてしまうと、かなりガソリンを消費してしまいます。
この場合、燃費は影響ありませんが、トータルのガソリン代がかさむので、単純に燃費だけで計算しないようにしましょう。
ナビで最短ルートを行くだけはなく、渋滞にはまっても燃費が低下するので、出かける時間帯も計算しましょう。
うちの場合は、渋滞にはまらない時間に移動しているので、これだけで燃費が数キロアップしました。
その他
燃費に関係するものとしては、エンジンオイルを適切に交換する。一般に1~1.5万kmくらいで交換します。
交換していないとエンジン内が汚れてしまい、洗浄作業をして数回は5000kmくらいで交換する必要があります。
オイルは人間でいえば血液。汚れてドロドロになるとエンジンの寿命が短くなってしまうので、燃費どころじゃないです。(私もこれ、やっちゃいました。)
またターボ車の交換は5000kmが目安。
オイルフィルターの交換も必要になります。
オートバックスとかにいくと、5000kmくらいでオイル交換をすすめられますけどね。
燃費の向上まとめ
暖気はせいぜい40秒でOK。
真冬でちょっと心配だな~と思ったり、いきなりエンジンをかけて走り出して、いまいち加速が悪いと感じたら、走り始めはゆっくり走行するのは良いと思います。
車間距離を開けてゆとり運転をするために、ちょっと早めに出かけましょう。渋滞を避けるのは大きな節約になります。
後ろの車が気になる
ただし交通量が多くてゆっくり走れないというケースは、後ろの車に迷惑もかかると心配されるのであれば、数分の暖機は良いんじゃないでしょうか。
やはり自分の車の状態は、教科書通りにはいかないですからね!
信号で止まるときは、先をみて前後の車や道路状況も確認しながら、トラブルのないように安全にも配慮して運転してください。
ちなみにハイブリッド車でも、ここで紹介した運転の仕方を使うと燃費を向上できます。
補足 高速道路は時速100km/hよりも80km/hにすると燃費は最大10~30%アップするそうです。