はじめて中古車を購入する場合、自分の住んでいる地域だけでも、相当数の販売店が見つかると思います。
そうなると、どの販売店で買うのが安心なのか、失敗しないためにはどういうところを見れば良いのか、いろいろ悩んでしまいます。
そこで購入する場合に、これだけは知っていないと失敗する販売店を選ぶポイントをまとめました。
目次
業者を査定する
中古車は査定されて販売価格が決められますが、買い手も販売店の善し悪しを判断します。
ある日、車を検討したとき予算の都合や時間の問題で、中古車を探しました。ほぼ即納ですからね。でも日本全国には何万というお店があり、ネットで広告を出しています。調べれば調べる程わけが分からなくなりました。
「どこが良いの?」
そんな疑問からこの記事は始まりました。
調べた結果がこちら。↓
迷ったらディーラー系のお店
もっとも信頼性が高い販売店は、ディーラー系のお店。トヨタや日産などの名前が入った会社が販売している中古車店で購入するのが、もっとも安心して購入できます。
新車を購入する場合に、下取りに出された車を系列の中古車ショップで販売します。そのため、メーカーとしての責任がありますから変な車を高く売るようなことはしません。
また整備もきっちりしてから店頭に出されますから、買ってすぐに動かないというリスクもほとんどありません。またその信頼性から購入してからも保障期間が長く設定されています。
中古車を新車感覚で購入できるのはディーラー系列のお店が一番。始めての方で、どこがいいのか分からない判断に迷ったら、まずはここをオススメします。
欲しい車種、メーカーが決まっていれば、まずはディーラー系を見てから、他の販売店に行くと目が肥えて判断を失敗しにくくなります。また説明も丁寧にしてもらえるはず。
その変わり品質を一定に保つために、他の中古車販売店よりも価格が高めに設定されているので、良品で安い車を探す、いわゆる掘り出し物見たさに店頭に通っても、まず見つからないでしょう。
整備工場がある販売店
整備工場もピンキリ。販売店で整備工場があるだけではなく、国土交通省、運輸局長指定第1種整備工場等をうたっているお店であれば、定期点検など一連の整備ができる技術が備わっているので、販売している中古車の整備もある一定以上の水準を期待できます。
このクラスの中古車販売店の数は極端に少なくなりますが、それだけ品質も期待できるので販売価格はディーラー系と同様に若干、市場よりも高くなるケースもあります。
新車よりも安くしたいけれど、多少高くても失敗したくない方にはおすすめの販売店です。
地域に根ざした販売店
昔から中古車を販売されていて、親子二代にわたって販売されているような、長く売られているところも信頼性が高いといえます。
もし、何かトラブルが発生しても対処していないお店は、地域の方から相手にされなくなります。ただし、親から子の代に変わってからがらっと変わる場合もあるので、その点は実際に尋ねてチェックします。
安いお店のチェックポイント
安い車を販売しているところは、それなりの理由があるので、それを見極める必要があります。
- 売れ残りの車の処分で安い。
- 事故車(修復車)を売っているので販売価格が抑え気味。
- 特定の車種に強い。社用車の買取など。
- 事故車と隠して販売している。←これが危険
ディーラー系やレベルの高い整備工場を持っている場合は、品質チェック代も加算されて車の値段が高くなりがちです。
その店、安さをウリにしている販売店では、そこまでの体制を取れないので、そのかわり車の価格を下げています。もし何かトラブルがあったとしても、それは価格が安いので「ごめんなさい。」となります。
車の購入を急がれていなければ、中古車販売店の車を常にチェックしていてください。売れているお店は、どんどん車が入れ替わります。一方、資金面などに問題があったり、売れ行きが悪い販売店は、いつ行っても同じ車が展示されているはず。
このようなお店は、何か理由が無い限り避けた方が後々のトラブルを防げます。
公取協や中販連に加盟
社団法人 自動車公正取引協議会や中販連(一般社団法人 日本中古自動車販売協会連合会(JU中販連)などに加盟している販売店もポイントの1つ。
登録が有料で、未加盟店よりも信頼性があると言えます。また地域の商工会議所などに加盟していることも地域に根ざした会社といえます。
一般社団法人 日本中古自動車販売協会連合会(JU中販連)
社団法人 自動車公正取引協議会
例外
ディーラー系や一定水準以上の整備工場を持っているところは、そもそも信頼性が高いことがすでに認知されているので、わざわざコストをかけて加盟していないので、その辺りは考慮する必要があります。
営業担当者の個人の対応力
地域に根ざした中古車の販売店では個人の力で左右されます。
チェック
- 電話の応対
- メールへの返信の速さや、回答への正確度
- 接客態度
- 営業マンの服装がきれい。
お客さんがあまりいないのに、接客が雑だったり質問にあまり答えてくれない場合は要注意。ただしスタッフがあまり多くない所は業務が立て込んでいる場合もあるので、時間をおいて訪問するのが最善。
※注 セールストークが良くても、事故車を隠している会社もあるようなので、他のポイントも必ずチェックしましょう。
店内の雰囲気もポイント
販売店の基本は、次のようなイメージです。
チェック
- 店内が明るく車が良く見える。
- 清潔感がる。
- 整理整頓されている。
何だかんだいっても、高額な車を販売している会社。しっかりと車を確認したいのに、照明が暗いと確認ができません。節電とか言って暗くしているところは論外。お金を振り込んで車が届く前に倒産なんてことにも。
整理整頓されて清潔感がなく、ゴミが落ちていたりどこか見た目が雑然としているところは、仕事も雑だといえます。トヨタなど自動車メーカーや関連会社などは、その重要性にい早く気づき、5Sや7Sというレベルの高い仕事をするように、常に改善されています。
一生に何度かしか買わない高額な商品なので、価格や安いだけで選んでしまうと、あとで後悔することに。
いい仕事をするところは、綺麗なところ。食品も製造業もサービス業も基本です。
まとめ
最低限、このあたりはチェックしましょう。
選ぶならこんなお店
- ディーラー系の中古車販売点
- レベルの高い整備工場がある販売店(車検なども当然できるクラス)
- 地域に根ざした販売店(親子二代の会社など。)
- 公取協や中販連の加盟店
- 商行会議所に所属
- 安い理由を教えてもらえるところ。
- 対応が良い会社
- 店内が整理整頓されている。
予算内で良い一台が見つかるといいですね。