平成22年式と19年式を間違えられた。良くある話しです。
ちょっと頼りない感じの、まだ若い業者が査定にきて、見積もりを出してくれました。問題はその後。
車の年式を間違えて150万円と買取額を高く設定してしまい、私はそんなことは知らずに「そんなに高く売れるんだ!」と喜んだのも束の間。
契約は無効
後から「年式を間違えたので、その価格では買い取りできません。100万円が限度です」と言われるケース。
「そんなことを言われても、間違えたのはおたくの問題じゃないですか?」
「もちろん、それは申し分けございません。しかし150万円では無理です。」
「そう言われても、もうその金額を予定して新車を契約したのはどうしてくれるの?」
いくら相手を問い詰めても、追い詰めても、まずこのケースでは150万円は無理。
「上司を呼びなさいよ。店長はいないの?」と粘っても難しい。
そもそも自分の車の年式が19年で、契約書に記載されている年式が22年なら契約が成立していません。つまり契約そのものが無効ということです。
残念ですが、いくらこちらが何を言っても出るところにいっても、今回の買取は一旦は無かったことにりキャンセルになります。
こちらもそこまでチェックするほど、売り慣れていないので、うっかりミスか、注意不足のミスをしでかした担当者に、運悪く当たってしまったとしか言えないです。気持を切り換えて次に行きましょう!
対策
相手のミスで納得ができず、なかなか受け入れられませんが、このままでは何も変わりません。選択肢は2つ。
- 減額を受け入れる。
- 他店を改めて探す。
時間がないなら複数に再度、査定を申し込んで早めに売る案もあります。
時間があれば、近くの買取業者に車を持ち込んで査定してもらい、高いところに売るようにします。
ただし今度は、入金されるまで他店はすべて保留にしておきます。いわば保険です。もし万が一、また同様に減額を言ってきたら、他店で売るようにします。
悪徳業者とまではいませんが、かなりグレーな、際どいことをしてくる業者も若干ですがあるかもしれません。
いまは中古車市場では、良質な車不足で何とかして買取たいために、最初はライバル業者よりも1万円でも高く設定しておいて、あとから減額をあれこれ条件をつけて安くしようとする業者います。
そのためにも、多くの業者さんに見積もりをしておけば、それが保険になりすぐに別のところに売却を進められます。
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テレビCM王手を100%信用しない
例えテレビCMをしている王手といえども、系列店に勤務する人のレベルは様々です。もしあなたが王手に勤務しているとしても、みんな同じレベルではないですよね?
個人差が大きく色々な人がいます。ただし自動車メーカーの系列店であれば、何か問題があれば新車販売にも影響を与えますし、買取業者と同じ王手でも車メーカーは世界的にも名が通る超大手ですから、信用第一です。
不安なら車は下取り
もし車を売るのが不安な方は、新車の買取は下取りにしてディーラーに依頼するのが安心。中古車を買う場合も、車メーカーの系列店が保証期間も長く安心です。その変わり価格は高いです。
ただ注意したいのは中古車を購入する場合の下取り。買い取ってもらう車の方が価値が高い可能性もあります。適正に買い取ってくれているのか判断できないところ。やはりこの場合でも複数社に査定してもらった方が大損するのをお防げます。
まとめ
トラブルを絶対に避けたいのであれば、契約書にサインされる時に、読みにくい小さな文字もしっかり読んで理解した上で契約をしましょう。
それでも不安な方は弁護士に来てもらうくらいしか、トラブルを完全に避けるのは難しいでしょう。大切なのは何かあった時に、焦らずに1度家に持ち帰って、誰かに相談する余裕を持つことです。くれぐれも焦らないでください。
なお古い車で値段が付かないような廃車同然の車でも、意外と値段がつけられる場合も多いので価値を調べてもらうのが損をしないコツ。