以前、ある車の販売店の社長さんと話す機会があり、軽自動車について話しを聞きました。
「最近の軽自動車の安全性はどうですか?」
「いやあ、やはり軽自動車は安全性では劣りますよ。」との回答を頂きました。そこで、現在の安全基準をご存知ですか?と尋ねると、あまり明確な回答を得られませんでした。
この方は普通の乗用車を主に扱っていて、軽はイマイチなことを言われている方でした。
ところが後日、その方から現在の軽自動車は、かなり安全性が高くなっているので、軽自動車の認識を改めましたと言われて「ホッとしました。」
安全性が高まった軽自動車
軽自動車は小さいから危険。そんな固定観念だけではなく、20年程前は軽自動車は安全テストは、普通乗用車よりも甘い感じでした。
ところが現在は同じ安全基準のテストをしていて、軽自動車が普通乗用車よりも安全性で勝る結果もでています。
つまり20年前の軽自動車と比較すると、安全性能面では大きな進化をしています。通常の町乗り程度であれば、安全性能で普通車と軽自動車で大きな差がでることはありません。
むしろ20年前の普通車と最新の軽自動車では、ABSや車体の剛性が高まりエアーバックも標準装備されているので、勝っている部分の方が多いでしょう。
詳細なデータが公開
こちらで詳しいデーターが公開されています。
外部サイト 公益財団法人 交通事故総合分析センター ITARDA
上記のサイトの中のこちらから、情報をPDFでダウンロードができますが、ちょっと分かりづらいので、下記をクリックすると直接ダウンロードができます。
ダウンロード 自動車の安全性の向上 – 交通事故総合分析センター(リンク切れに)
このデータから分かることは、車の安全性は飛躍的に向上していて、死亡者も減少していることがわかります。このデータは少し古いものですので、現在はさらに向上していると思われます。今後はさらに自動運転なども始まると、さらに安全な車になるものと予想されます。
軽自動車が嫌いな人?
どれだけデータを並べても、軽自動車が嫌いな方っていますよね。何をいってもダメ。
軽は小さい車なので、大きな車と正面衝突したり、横から激突されたら助からない。だから大きな車じゃなきゃダメと。
それは誰でも分かるんですよ。それいうと自転車もバイクも歩行者も危険じゃないですか。乗用車と観光バスを比較したら、そりゃバスが安全でしょう。でもみんな乗らない。
その理由が、普段使いに狭い駐車場しか確保できない事情があります。私が知ってる地方の保育園は、駐車場が狭くてセレナクラスだと駐車スペースが減るんです。だから軽自動車に乗るんです。
イタチごっこになるので言わないですが、だったらうちの子、送り迎えして欲しいって言いたくなりますよね。スーパーにも連れて行ってよって。
だからこういうのは、人の意見を聞くとまとまらないので、最後は自分や家族がもっとも必要としている車はどれなのかを、しっかりと意見をまとめることだと思います。