車の一括査定は、すぐに売却をしたい場合は大変便利です。
しかし車の査定額の相場を知りたいだけであれば、申し込み後にすぐに電話がかかってくるので、初めての方はびっくりされます。
そんなデメリットもある査定ですので、いくつか注意点と対処法について紹介します。
デメリット
あなたが申し込みをされると、およそ10分以内に電話が入り始めます。
もちろんすぐに車を売りたいなら、対応が早く喜ばしいのですが、まだ検討中であれば迷惑に感じる方もいらっしゃると思います。
つまり早い対応はメリットと感じる方もいれば、デメリットだと感じる方もいます。しかし車を売る場合には、最終的には必ず業者が実物を見ないと査定金額を出すことができません。
このあたりを勘違いされているのは、ネット上の一部のサイトでメールだけで価格を出せると思い込んで書いている方がいるからです。十分に注意したいものです。
参考 車を売る相場を知る!年数で価値が下がる簡単な計算の方法
メール査定はトラブルが多い
メールでもらった査定額を鵜呑みにすると痛い目のあいます。
年式や車種と走行距離だけで、車の査定額を出すことはできます。でもそれはデータに基づいて架空の車の査定を予想した結果であって、あなたの実際の車の価格ではありません。
このあたりを勘違いしてトラブルになります。
例えばメールで150万円と査定されて、そのお金を当てにして新車の契約をしたあとに、その業者に連絡をして車を取りに来てもらったところ、70万円にしかならないと言われ、「話しが違う!」と激怒する。
これで怒鳴られたら業者さんがかわいそうです。これってお見合いで写真を見ただけで、良さそうだと判断して、結婚するのと同じで危険なことで、あり得ませんよね?
実際にあって、話しをして相手がどんな人か分かって初めて結論が出せます。
車は2万点もの部品で作られていて、それらの中で性能を左右する部品や傷、事故をしたことがあるのか等、じっくり調べて(1台につき30分程度)やっと価値が出せます。
それを大根やバナナのように簡単に金額を出せるわけがありません。
車を見ないで出した査定は高額だけど・・・
業者の気持ちも分かります。私だって仕事なら同じ事をすると思うからです。
ライバル店にお客を奪われないように、メールで取りあえず高めに査定を出して、取りあえず逃げられないようにします。
その金額はMAXの価格以上に出される場合がほとんどです。その価格から大抵は大幅に下がります。もちろん人気車種の売れ筋の場合であれば、良い価格の設定はされます。
メールであまりにも価格が低いところは、買う気がない可能性があるので避けた方が良いでしょう。
正確な愛車の価値は、業者の専門の査定士の方が鑑定しないと分かりません。
電話の注意点
まだ査定してもらう気持がないのであれば、業者さんにはっきりこのように伝えましょう。
「あ、すみません。車の査定ですがすでに決まりました。」
「すでに売れました。」
すでにあなたは査定する車はないことを、述べることで納得されます。
でも申し込んで、「すぐに決まるなんてありえないでしょう?」
だから、そんなウソは言えない。
もしそう感じる方は、取りあえず当日はそのままかかってくる電話にでないでおきましょう。1日あれば、近くの業者さんがきて査定をして買い取るパターンもあるからです。
「急いでいたので、すぐに査定に来てもらって売りました。ご期待に添えず申し分けございません。」というように伝えれば、「車が売れたなら仕方ないな~」と思って業者さんは引き下がります。
だから車の査定をされる場合には、業者さんに迷惑がかかるので、売ると決めてからネットの一括査定に申し込みましょう。
ちなみに、次に本当に査定する時は避けた方が良いでしょうね。ただ、もしかするとその会社がもっとも高く値を付けてくれたかもしれませんので、そういう意味では知らない間に損をしていたことになります。だから冷やかしは避けてくださいね。