粘って、希望の額で車をやっと売る事ができそう。契約も済ませて、あとはお金を振り込んでもらうだけ。
そんなわくわく感でいた頃。1本の電話がかかってきた。その電話の内容で愕然とした。その内容とは、契約後にもかかわらず、買い取り査定額を下げるという内容。
信じられないことに気が動転してしまうでしょう。そんな時にチェックしたいポイントをまとめました。
減額される理由
大抵、次の3つの点で買取業者から減額を要求されます。
- 車が故障した(あるいは故障した。)
- 事故車(修復歴車)だと気づいた。
- グレード違いや傷を発見したなどの諸事情
車が古い場合、偶然にも故障する場合はあります。その場合、契約書の記載に従ってこちらも対処するしかありません。
事故車を売るときに伝えず隠していたとなれば、こちら側が不利にはなります。しかし相手の査定士も見抜けなかったわけで、査定の技術レベルが問われても仕方ありません。
よほど巧妙に意図的に修理しているような場合には別ですが、普通にディーラーに修理してもらったレベルを見抜けないような業者さんは、業者の問題といえます。
ただしこちらも、契約書に事故車であることがあとから発覚した場合には、減額またはキャンセルできる記載があるでしょうから、交渉は難航されることが予想されます。
グレード違いなどもたまに言われる減額理由の1つですが、こちらも査定レベルが低いといえます。ただし車の車種がこれだけ多く、グレードも多種にわたっているので、間違えるということは希にあるかもしれません。
専門家に相談
お近くの国民生活センターや、消費者庁に相談する方法があります。また市役所などで、予約制になりますが、無料で弁護士と相談する日を設けている自治体もあります。
日程が合えば相談するのが良いでしょう。ただし、急いでいるでしょうから、弁護士に相談されるのが安心でしょう。
ただ訴訟などは、時間とお金がかかるの割に合いません。
勝つか負けるかですが、ひとつの指標としては、査定額を下げる原因となったものが、査定士がすぐに見抜けるものを、見抜けなかったあちらの落ち度が高い場合は、こちらが勝てる可能性は十分にあります。
後から査定額を下げる前提の見積もり
買取業者の車の取り合いが激化しているので、とにかく車を手に入れたくて取りあえず無理して高く査定して、あとから色々と理由をつけて査定額を下げてくる業者もあるようです。
最初から提示した金額で買い取る気がないのに、ライバルを排除するために高値を付けている業者さんを見分けるのはかなり難しい。
そこで査定額が複数社あって、1社だけ明らかに高額過ぎる場合には、あえてその業者を避けて2番目の会社にするという方法もあります。
しかしそれでは手元に入るお金が減ってしまいます。
契約時に確認
心配な場合には、最初に減額が予想される3つのポイントについて、あらかじめ確認をとっておくことをおすすめします。
できれば録音もしておくのが、あとから言った言わない問答になるのを避けられます。
とくに小さな買取業者さんで、新しいところは要注意。昔から営業している町の買取業者さんなどであれば、ある程度は良いかもしれません。
また王手の場合でも、担当者のレベルに大きな差が予想されるので、成績を上げようと無理なことをしていることも考えられます。そのような場合は、責任者に相談するのも忘れないでください。
良心的な業者さんなら、詳しく査定額の減額の理由を説明してくれるはずです。