車のカタログ値だけで車を選ぶと失敗するかもしれません。この記事では、ガソリンタンクについて見ていくことにします。
軽自動車の新車は、ガソリンタンクも小型化してきました。小さくなるとガソリンが入る量が減るので、車の重量がその分だけ軽くなり燃費が向上します。
節約志向の主婦に人気なのも分かりますね。またそういう購入者を意識して車を作っているのでそうなります。
ところが1つ問題がでてきました。
燃費が良いのに不便な車と思われる
1リッターの燃費が5kmも10kmもアップすると、さすがにガソリン代はかなり節約できます。これならガソリン代が高くても「うちの車は燃費が良いから」気軽に車を使う気にもなりますね。
でもいくら燃費が向上しても、ガソリンタンクが小さくなるとスタンドに行く回数は減りません。
給油ってめんどくさいですよね。できれば1ヶ月に1回くらいにしたいくらい。そうすれば家計費の割り振りも簡単ですから。
例えばこんな2つの車があるとします。
1、燃費が20km/Lでタンクが35Lの車。
2、燃費が25km/Lでタンクが25Lの車。
1の車は1回の給油でギリギリまで走れば、20km/L×35L=700kmまで走れます。
2の車は、25km/L×20L=500km。
2の車の方が1.4倍も早く給油する必要があります。
これだったら、タンクを10L大きくしてもらった方が便利かもしれません。
500km/h VS 700km/h
あるいは、
20km/h VS 25km/h
どちらが良いのでしょうね。
ちなみに1ヶ月で500km/hを走行すると仮定して、ガソリン代を1L 130円で計算すると、
1は3250円。(タンク35Lの方)
2は2600円。(タンク25Lの方)
その差、650円 年間では7800円。(月1回の給油とした場合。)
リッター150円になると、
1は3750円。
2は3000円。
年間では9000円。(こちらも月1回)
実際にはこんな計算通りにはなりませんが、街乗りすると燃費が下がるので、給油回数が1.4倍になるのはイマイチですね。
でも月1回くらいしか乗らないのであれば、燃費が良い方を選びます。
まとめ
実際にはもっと燃費が良い車やガソリンタンクが中途半端になっている車もあるので、欲しい車があれば比較検討してみてください。
燃費が2~3km/hしか変わらないのであれば、ガソリンタンクが大きい方が給油を考えると便利かも。節約と手間を天秤にかけてみましょう。