事故は予想外のところで発生する場合があります。
繁華街を走行中、信号待ちで停車していたら後ろから衝撃があり、気づいたら後ろに乗用車が突っ込んでいた。実はこれ、3度も経験しています。
1度目と3度目は自分の運転で信号待ちで、2度目は私が助手席でやはり信号待ち。すべて10:0で修理してもらえましたが、急いでいる時に限ってこんな事故に。ついてないとはこのことです。
私のようなケースだと、修理をすると色が修理したところだけ色が変わって変な感じなる場合もあります。
また単純に気分を新たに人気色に変えたいという方もいると思います。そこで車の色を変える情報をまとめました。
失敗しない業者の選び方
車の色を変える場合は、業者さんによっては、すぐに塗装がはがれるケースもあるようです。特に価格を抑えようとして、格安のところを探すと痛い目にあうかもしれません。
塗り替え費用の目安
車体を全塗装する場合、主にディラー系と板金塗装業者の2つ。
依頼 | 価格 |
ディラー | 高め |
板金塗装業者 | 高いところ、格安な所に別れる。 |
ディラーは価格は高め。一方の業者はピンからキリまであります。
下記におおよ、車を全部、色を塗り替える場合の概算を記載しています。
軽自動車の例
業者の違い | 価格 |
安いところ | 10万円台~ |
一定水準の品質を期待できる | 30~35万円が相場 |
普通乗用車
業者の違い | 価格 |
安いところ | 20万円台~ |
一定水準の品質を期待できる | 40~45万円が相場 |
ワンボックスタイプ
業者の違い | 価格 |
安いところ | 30万円台~ |
一定水準の品質を期待できる | 70万円が相場 |
価格が大きく違う理由
業者を選ぶ場合には、安さをウリにしているところは避けるのが無難です。
「車の塗装は、ただ色を塗り替えるだけでしょう?」
とんでもありません。車の塗装は高度な技術を必要とします。
実際に車の色を塗り替えようと思って調べると、予想以上に価格差があります。この価格差は材料費と下地処理が大きく関係しています。
値段はいくらでも下げられますが・・・
車に塗る色、カラーの材料を格安なものを使えば価格を減らすことができます。当然、安いペイントの材料は耐久性が落ちるので長くは持ちません。
さらにひどいのは、下地処理を簡易的にしか行わないか、全く手抜きすればいくらでも塗装費用は安く抑えられます。その代償は大きく、半年や1年で塗装面がぷくぷく浮いてはがれてきます。早い場合は数ヶ月で、車の異変に気づくことになるかもしれません。
DIYでも木の机の塗装を塗り替える場合は、すでに塗られている塗装をはがしてから塗らないと、後からはがれてきます。ペーパーで塗装面を落として、密着不良にならないようにします。
車の場合は、高速道路ですと100km/hで走ります。このときに石や塵(ちり)などが、車の塗装面に衝突していますが、はがれないのは塗装の表面の皮膜の強さと、密着力が高いからはがれません。
しかし格安な塗装業者さんに頼むと、密着に関わる重要な作業に時間を使えないので省きます。その結果、車の塗装がボロボロとはがれる結果になります。値切るとそれだけ、品質が低下します。
価格の安い所は、大事な車なので避けた方が良いでしょう。ただし安い理由をしっかり説明してもらえて、それに納得できれば依頼しても良いとは思いますが・・・
高い理由
車を綺麗に塗装し直そうと思うと、作業環境を整える必要があります。
超格安なところは、屋外で色を塗るような所があるかもしれません。そのような環境では車をピカピカに塗装することはできません。
塗装費用が高いところは、塗装環境にもこだわっています。
外の風が入らないようにしています。その理由は外の塵などゴミが塗装面に付着すると、ざらつきの原因になるからです。塵などが入り込まない専用の作業スペースで、愛車を丁寧に塗装するから、高い品質で塗装することが可能になります。
また下地や塗装後の光沢、つや出しにも時間がかかります。余りにも短納期のところは、特別な理由もなく早い場合には、作業がずさんな可能性があるので避けるのが無難。
納期はどれくらい?
業者の違い | 納期 |
早い場合 | 最短3日(特急料金) |
混み合っている場合 | 1ヶ月程度 |
納期も安いところは早いですが、価格が高いところは、職人がきっちり作業をされるので、手間をかけているので時間もかかります。いい仕事をして人気の所は受注も多くなるので、行列とは言わないまでも納期はかかると考えてください。
事故の修理も依頼
事故車を修理から依頼する場合は、部品の手配などもあるので数週間はかかります。それおほど大きな事故ではない場合は、部品の交換は最小限なので早くなります。
実車を見る
この辺りは実車を見ての判断となります。逆に車も見ないで見積もりがでてきた時点で、その業者さんは避けた方が無難です。あとから追加料金をドーンと請求される恐れがあります。
複数の業者を実際に確かめる
単純に納期だけでは判断できないので、実際に複数の業者さんに見てもらって、話しを聞いてから決定しないと失敗します。ネットだけで決定すると失敗のリスクが増します。
全塗装すると査定できない?
車体を全部塗装すると、査定額は底値になります。場合によっては全く値が付かなくなります。まず色を全部塗り替えるというのは、事故車だと把握されます。
もし事故車ではなく、単に色の好みが変わって塗り直したとしても、車の価値は大幅に下がります。まず新車で塗装されたものと、どんなに優秀な塗装業者さんが塗ったものを比べても、新車の時に塗った塗装の方が優れているからです。
また鉄板をプレスしただけの部品を塗装する場合、下地処理も完璧で密着力も抜群だから、条件としては申し分ないですから。それを後から手直しするのですから、仮に人気色に変えたとしても、まず大幅なマイナス評価にしかなりません。
高く売りたいなら、何もしないで売る方がはるかにマシ。しかも全塗装はかなり費用がかかるので、まず大幅な赤字になります。
まとめ
業者選びに失敗しないためには、
- 合い見積もりを取ること。
- 複数の業者さんに話しを聞くこと。
- 作業場所も見せてもらえるのがベスト。
実際に塗装されている様子を見られると良いのですが。高くても良いのであれば、ディーラー系のしっかりとした保証があるところがおすすめ。
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