4WDの軽自動車を選ぶときに、多くの方は雪道や走行性能を重要視されていますが、私の考えは少し違います。
おそらく車のスペックだけを見比べるのと違い、実際に試乗してみると大切な問題点がはっきりしてきます。ただし雪道を試乗できる地域は限られそうですが…。
目次
軽自動車を選ぶ条件
主に平地での雪道を想定しているので、除雪もされていない悪路は考慮しません。もし除雪されないまま50cmも降り積もった雪道を走る場合は、軽自動車を選ばない方が安全です。
この記事では、昨夜から道路に降り積もった雪が、朝になってカチカチに凍結しているような状況を想定しています。
大事なポイント
もっとも大事な要素は、スタッドレスタイヤです。4WDはあくまでも、タイヤを動かす(駆動)するのが4輪というだけで、道路が滑る場合は2WDでも4WDでもすべります。
道路と接するタイヤがすべれば、何輪駆動も関係ないからです。もし四駆でも、タイヤがノーマルならあまり意味がありません。
そしてタイヤさえすべりにくいスタットレスタイヤであれば、雪道の平地を通勤するレベルであれば、走行性能に差がでるとは思えません。
そもそも私が四輪駆動を選んだ理由はこちら。
オススメ3車種 ランキング
雪道を走りやすい機能を搭載しているかでランキング。
燃費やデザインも重要ですが、もっとも大事なのは、4WDで雪道を安全に走行できるかで評価しました。
1位 スズキ ハスラー
いま話題の燃費の良い車です。
S-エネチャージ、モータでエンジンをアシスト。
ブレーキを踏んで減速するときに、2つのバッテリーの充電されます。13m/h以下になるとエンジンを自動で停止させ、燃料の消費を抑えます。
最小回転半径4.6m この半径は、かなり狭い道でも運転しやすい数字です。
燃費(カタログ値)
X フルタイム4WD 30.4km/L
Xターボ フルタイム4WD 26.2km/L
雪道などの発進をサポートするグリップコントロール搭載。
スリップして発進できない状況を、このシステムがカバーして発進できるようにサポートしてくれます。
最低地上高 175mm
この高さが低ければ、雪道を走るときに、雪が車体にガツンとぶつかってしまいますが、175mm以上あれば、そのようなリスクはかなり減るので合格点。
その他、安全装備機能も充実。詳しくは実際に店頭で確認してください。
2位 ダイハツ ウェイク(WAIKE)
4WDはグレードがGとLがあります。ここでは燃費や小回りがいくLを紹介しています。
最小回転半径4.4m この半径は、ハスラーよりも小回りが良い感じ。(グレードがGのものは4.7m)
燃費(カタログ値)
グレードL 4WD 24.6km/L
雪見などに特化したシステムは搭載されていません。
最低地上高 140mmは、山道で降り積もるケースでは、スズキ ハスラーよりも劣ります。
以上のことから、ランキングでは2位とさせていただきましたが、平地の除雪されている道では全く問題ありません。
販売ページでは、スノーボードのシーンが見られるので、悪路でも無い限り選んでも満足されると思います。
3位 スズキ ジムニー jimny
悪路の雪道なら、ジムニーが最強の軽自動車。その事は、公式サイトのトップ画面を見れば一目瞭然。かなり力を入れているのが分かります。かなり期待できそう。
子育てママがジムニーを選ぶ方は、さまざまな条件を考慮して安全に配慮したい方だと思います。決して悪路を走りたいという理由ではないでしょう。
燃費(カタログ値)
4速オートマチック 13.6km/L
5速マニュアル 14.8km/L
軽自動車で200mmはダントツのトップ。さすがジムニーといったところ。
砂利道なども得意で、砂浜で魚釣りをされる方も楽々、走ることができます。状況に応じ走行中に2WDから4WD(4H、4WD高速)の切りかえが可能なので、現在販売されている軽自動車のクラストップで走りに関しては文句なし。
ただし平坦な市街地だけを走るなら、スズキのジムニーは燃費の面で除外します。走行性能を究極の選択肢にしたい方におすすめの1台です。
ランキングに入らなかった軽自動車【4WDの車種】
ムーヴ
27.6km/L 最低地上高 145mm
N-WGN
26.2km/L 最低地上高 150mm
ターボ車 24.2km/L
タント カスタム X
25.8km/L 最低地上高 145mm
まとめ
こだわりがなく、町中でたまに雪が降る程度だけど、スリップは怖いという方であれば、 スタッドレスタイヤ を装着すれば、ランキング外の他の4WDの軽自動車を選んでも、全く問題ありません。
あとはお値段や納期との相談かな。
良い一台に巡りあえると良いですね!